Oji’s 備忘録的 Diary

日々の読書からの備忘録です。

カンブリア紀の爆発

古生代中生代新生代

 

地球の歴史区分で現在は新生代に属している。

 

中生代は恐竜の時代、

古生代三葉虫のいた時代。

 

古生代の最初の時期をカンブリア紀という。

およそ5億4千万年前から4億9千万年前までの時代である。

 

カンブリア紀以前の地層からは

見つかる化石は少なく、また多様性も貧弱なものである。

それがカンブリア紀の地層となると突然、

三葉虫のような複雑な体を持った様々な化石が見つかり始める。

 

このような

カンブリア初期に起こった生物の急激な多様化を

カンブリア紀の爆発」と呼ぶ。

 

f:id:ojicalifornia:20170730112830j:plain

 

カンブリア紀以前の化石は6億年前以降のものしか見つかっておらず

海綿動物、刺胞動物のような原始動物のものばかり。

節足動物環形動物のような左右相称動物が

カンブリア紀以前に分岐して存在したという証拠となるものはない。

 

カンブリア紀の爆発」はなぜ起こったか。

 

約6億年前に地球は

最後の全球凍結、マリノアン氷河期が終わった。

 

動物の急激な進化はそのあとで、

時期が少しずれているので直接の関係はないようだ。

 

ではなぜ?

 

あるとき動物が、他の動物を食べ始めた。

それまでにはなかったことである。

食べた者は巨大化し、捕食された者は食べられまいと進化。

 

そこから互いにどんどんと進化をしていったと考えられる。

 

さて今度は

現在の貝殻の遺伝子を調べる。

そしてカンブリア紀に貝を作った遺伝子をそこから突き止める。

 

貝はカンブリア紀から現在まで

同じ遺伝的メカニズムで経過してきたわけではなく

劇的な進化や様々な変化を遂げ、ダイナミックに時を経てきたようだ。

 

***

 

なにか一つきっかけがあると

急な変化をとげることもあるのだろうか、

これからも人類は。