昆虫の生殖活動

昆虫の生殖活動は様々である。

蛙のような水生生物は体外受精でもって

その場で相手に精子を受精させることができる。

一方、交尾により体内受精をさせる生物では

配偶相手のメスが別のオスと交尾をする可能性が常につきまとう。
防ぐ手段としては、交尾の後に

雌の生殖器にフタをしてしまう種がいる。

しかし、そのフタを脚力で外すものや

フタをするのではなく永遠に繋がり続けているものもある。

 

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昆虫のメスはオスから受け取った精包を体内の袋に保存、

産卵の時にその袋から精子を出して受精させるものが多い。


トンボの仲間では、先に交尾をしたオスの精包を奥に追いやり

自身の精包を一番手前にする。

変わった 交尾の方法としては

トコジラミの仲間はメスの腹部の適当なところに陰茎を刺し

精子を送り込む。

精子は血液を通じて卵巣にあたる部分にたどり着き受精するのだ。


そのほか

オスがオスの腹部に陰茎を差し込み精子を放出するもの、

メスに陰茎状のものがあり

オスの膣状となった交尾器に挿入、精包を吸い取るものもいる。

もっと不思議なのは クローン増殖するものがいることだ。
アブラムシ科の仲間の場合

自身と同じ遺伝子を持つクローンを産む。


そのクローンはすでに子を宿しており、爆発的に増える。
秋になるとオスが生まれその時だけ、交尾をした卵を残す。

寄生バチには「多胚性寄生バチ」というものがおり

その卵は分裂を繰り返し、増えていく。

寄生バチは常に他の寄生バチとの競争にさらされており

同じガの幼虫に別の蜂が産卵した時に殺し合いの様相を呈する。

 

苦労の何割かは早熟幼虫として別の蜂の幼虫を攻撃する役割を持つ。
しかもその幼虫は成虫にならずに死ぬ。

一つの卵から分裂したものが別の役割を持つということ だ。

極めて神秘的かつ驚異的である。

他にも子孫を残す活動は様々あるが、解明されていないところも多い。