白亜紀の大量絶滅
白亜紀は約1億4550万年前から6550万年前までの間。
恐竜たちは歩いてどこまでも分布を広げ繁栄した。
陸上では恐竜が生態系の上位を独占していたが
海洋は
魚竜、首長竜、魚類および無脊椎動物の支配領域だった。
ジュラ紀の終わり頃
パンゲアはいくつかの大陸に分裂し始めた。
白亜紀の後期になると各大陸の孤立は強まり
気候条件に地域差がはっきりと出てきて
恐竜の多様性も高まっている。
白亜紀後期のカンパニア期後期に
恐竜の繁栄は絶頂に達する。
白亜紀の絶滅は
白亜紀末の大量絶滅の前に何度か絶滅を繰り返し
段階的に進行した絶滅の
最終段階に過ぎない。
この頃、地球レベルでの高温化、
海洋では無酸素事変が起こっている。
恐竜の絶滅も
イメージ的には巨大隕石により短期的に起こった
と思われているが
実際はカンパニア期以降に漸減傾向に移り
白亜紀末の30万年で急減、そのまま絶滅に至るのだ。
白亜紀の大量絶滅規模としては
海洋生物は
属レベルで47%、種レベルで76%。
アンモナイトはここで消滅、
陸上では全ての恐竜および翼竜のほか
哺乳類の22科のうち5科、
海生のワニ、
鳥ではサカアシチョウ類、 ヘスペロルニス類が絶滅した。