ローマ皇帝、ローマの市民権

ローマ歴代皇帝の中でも評判が悪かったのはカリギュラとネロだが

庶民には人気があったようである。
それは 二人とも初代皇帝アウグストゥスの血筋ということ

そしてカリギュラは二十代半ば、

ネロは10代後半と若い皇帝であったこと、

ふたりの行った悪事が皇帝らしく大規模であったこと

などが関係するようだ。

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コンスタンティヌス帝の前の話に限定すると

合格点がもらえる皇帝は初代皇帝アウグストゥス

五賢帝と呼ばれた5人くらいで

その他の皇帝は悪帝だったようである。

ローマの皇帝は終身制だが暗殺されることが多かった。

●ローマの市民権
古代栄えたローマとギリシャでは

市民権に関する考え方が違っていた。

例えばアテネでは

アテネ市民として市民権を得られるのは

両親ともアテネ市民の場合だけ。

 

ソクラテスアテネ市民だったが

アリストテレスマケドニア生まれだったので市民権を持っていなかった。

 

逆にアテネ生まれの人は

スパルタやリント市民にはなれなかった。

 

一方ローマでは、血ではなく志を重視。
志を共有しさえすれば

征服した敗者の子孫でも市民となりえたのである。

ローマは長命であったが

この開放性が関係しているかは不明ではある。

 

支配者と被支配者が渾然一体となり帝国を築くというのは

後にも先にもローマ帝国だけである。