Oji’s 備忘録的 Diary

日々の読書からの備忘録です。

帰化植物の脅威

オーストラリアのユーカリが枯れる

ユーカリの木は乾燥に強く、成長が速い。 急いで林を回復したいなどの理由で 世界中でユーカリが植えられている。 また上質の紙が取れるため、植林されている。 だが大量に水を吸い上げ 葉や幹から揮発性の物質 、テルペン系の精油成分を蒸発させるなど 他の…

イースター島の場合

イースター島が人類に知られたのは 1722年。 オランダ人のロッゲフェーン船長率いる艦隊による。 モアイ像については なぜそこに石像があるのか 誰が作ってどうやって運んだのか、謎のままであるが その謎の調査を初めて正確に行ったのは ノルウェーのヘイエ…

ナミビアの場合

ナミブ砂漠のある国、ナミビアは 南アフリカの西北に位置する。 第1次世界大戦まではドイツ領で その後南アフリカが統治、1990年に独立した。 国全体が乾燥しており 雨量は首都でも年間350ミリ程度である。 ナミビアには 隣接するアンゴラの一部にしか見られ…

植物の次世代が育たない

マダガスカルは農業国である。 乾季の終わりに牛に新鮮な草を食べさせるため 野焼きを行う。 バオバブは樹皮表面が焦げても中までは焼けないが そのやけどが治るまで光合成ができず 成長が鈍る。 最も問題となるのは若い木が火に耐えられず 焼けてしまい、育…

マダガスカルの多様な分類群生物

近年、植物の高齢化という問題が起こっている。 地球環境の変化により 耐性の強い植物の親は何とか生きながらえても 子供はそうはいかず 親の周りに子供はまったく見当たらない、 という事態が発生している。 近年、日本でもそうだが 降水量の変化が見て取れ…

秘境での帰化植物

帰化植物の侵入は、秘境でも起こっている。 地球最後の緑の秘境といわれているギアナ高地を見る。 ギアナ高地は北緯二度に位置し、赤道に近いところにある。 そこにテーブルマウンテン状の台地 (現地の言葉でテプイ)が広がっている。 といっても、非常に広…

日本の孟宗竹

帰化植物の問題で 海外でのランタナの猛威について前に触れたが 日本では深刻な事態には至っていない。 日本の森林にはまだ あまり帰化植物が侵入してきていない。 ただし孟宗竹だけが 九州から本州にかけてものすごい勢いで侵食している。 竹というと 日本…

帰化植物の脅威

南アフリカの園芸ショーでのポスターには Beautiful but dangerous 続いて They are killing our country side そして Destroy them(退治せよ) と書かれている。 それはウチワサボテン、キョウチクトウ(セイヨウキョウチクトウ)、 水草のオオナンショウ…