日本の孟宗竹

帰化植物の問題で

海外でのランタナの猛威について前に触れたが

日本では深刻な事態には至っていない。

 

本の森林にはまだ

あまり帰化植物が侵入してきていない。

ただし孟宗竹だけが

九州から本州にかけてものすごい勢いで侵食している。

 

竹というと

日本に昔からあると思いがちだが

孟宗竹は中国原産の植物である。

 

孟宗竹はいつ日本に持ち込まれたのか。

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いくつか説があるが

由来がはっきりしているのは江戸時代、 薩摩藩

中国から取り寄せたもの。

 

島津吉貴が鹿児島の別邸に植えたものが

その後、江戸屋敷に移され

それが各地に広がったとみられている。

 

なぜ今、猛威を振るっているのか。

 

少し前まで竹は

生活用品として使われていた。

かごやざる、家の壁、竹垣、たけのこなど。

 

これらは

高度成長や海外の材料、プラスチック製品などの台頭で

需要がなくなったからだ。

 

それにより

竹が管理されなくなり、広がり放題となってしまっている。

 

竹の根は横に広がる。

びっしりと根を張るが地表50センチ程度の浅さなので

傾斜地の場合、大雨や地震がかさなれば

地すべりを起こす危険性が高い。

 

竹は花が咲くと枯れる。

 

孟宗竹は遅い説だと120年、

早い説だと60 から70年で開花。

 

枯れた竹が回復するまでは10年から20年である。

 

孟宗竹をコントロールすることは

防災上、景観上、日本では重要な課題となってきている。