ダーウィンの考えた進化

ダーウィンの考えた進化とは
種が完成を求めて洗練されていく進歩ではなく

環境ありき、のものであった。

環境に適応し、より効率よく生きることができるように変化していくことを

進化と考えた。

それが「自然選択説」である。

 

生存にとって有利な変異が受け継がれていくこと、

不利な変異が淘汰されていくことを

自然による選択と考えた。

 

遺伝子の発見

遺伝子とは生物の上に現れる、ある特定の表現形質。

 

目がダークか青かなどといった特徴を

個々に支配する情報のことである。

 

この遺伝子の集合体、

人なら人一人を完全に作り上げ生かすのに必要な遺伝子1セットを

「ゲノム」という。

 

最初に遺伝子というものの存在に気づいたのは

19世紀のチェコの修道士グレゴール・メンデルである。

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エンドウ豆の栽培から様々な形質が

必ず独立した単位で子孫に伝わることを発見した。

 

またそれらの形質が強く現れるものと弱く現れるものがあり

それぞれの比率が3対1であることを突き止めた。

これをメンデルの法則という。

 

20世紀初頭の生物学者たちは、染色体という存在に注目した。

 

生物の細胞核の中に、種類による一定の数が存在する。

人の場合は23対46本がひと揃えである。

 

細胞が分裂する時期になると姿を現し

それぞれが二倍に分裂して新しい細胞核に分かれていく。

 

トーマスモーガンショウジョウバエの研究から

4対ある染色体のどの辺りにどんな遺伝子があるかを解明した。

 

その後、米ロックフェラー研究所のオズワルド・アベリーは

遺伝子の本体が核酸そのものであることを解明した。

 

そしてついに1953年

アメリカのジェームズ・ワトソンやイギリスのフランシス・クリックによって

遺伝子の物理的構造が解明された。

 

遺伝子はヌクレオチドと呼ばれる分子が多数連なり

螺旋状に捩れたファスナーのような構造をもつ物質である。

 

アデニン、チミン、グアニン、シトシンの四つの塩基を使う核酸

DNA (デオキシリボ核酸)と呼ばれ

グアニンがウラシルに置き換わったものを

RNA(リボ核酸)と呼ぶ。

 

DNAは遺伝子の原図であり

RNAはDNA上に書き込まれた遺伝情報を読み取り

それを実行に移す際に使われるコピーである。