アジアのアールデコ
アジアのアールデコとみなされる建物の
建築家の出自は多様で
フランス、アメリカ、イギリス、オランダ、ハンガリー、
日本、中国、韓国に及んでいる。
アールデコの建物がどれくらいあるかというと
フランスやアメリカとの関わりはあまり関係なく
1920年から30年代のその場所の建築活動が
どれくらい活発であったかということに関係している。
アジアでの代表的な場所としては、上海。
上海にはサスーンハウス、中国銀行総行、
ブロードウェイマンションなどいくつかの大規模な
アールデコ建築が見られる。
インドネシアにもオランダの建築家が設計した
旧輸出入銀行、コタ駅舎、
ほか、
天津の新華信託銀行、これは中国人の建築家によるもの。
香港のコーズウェイベイにある聖馬利亜堂(中国の建築家)。
台湾の中山堂、美国文化中心は日本人建築家によるもの。
ほか、台湾土地銀行の別館などがある。