アールデコ の時代
二つの世界大戦の間の時代となる。
アールデコは大衆を相手として生まれたスタイル。
尖鋭的なアバンギャルドではなかったアールデコの作品は
鮮やかで官能的である。
アールヌーヴォーの繊細な官能性がアールデコでは
頑丈で乾いた官能性へと変わっている。
この時代、人々の大陸間の移動が飛躍的に増大した。
手段はもっぱら客船によったもので
大型客船内の装飾の主流はアールデコであった。
この時代、百貨店が多様化し
市場調査、販売、製造を行うようになり
大衆の生活と密接に関わるようになった。
日本でも百貨店が大衆化していった
ほか、映画「キャバレー」、ジャズの流行などがあり
アールデコの時代に世界は急速に狭くなりつつあり、
東洋の文化が世界に広まりつつあった。
今日の都市文化の基礎はこの時代にできあがっていった。