ローマ法について
ローマ法の基本は
人間に法を合わせるということ。
ユダヤの法は基本的に神が創った法,
したがって規律に絶対である。
それに対しローマ法は人間が作った法、
それゆえ時に応じ人間に合わせ修正されていく。
●ローマの都市計画
ローマ式都市は
ローマの被征服地方にも建設された。
都市部に神殿があり、フォルム(下記)があり、バジリカがあり、
半円形劇場、円形闘技場、ギリシャ式スタジアム、公衆浴場が点在し、
その間を街路と住居と共同の水汲み場が埋めていく。
街は城壁で守られ、水道橋と街道は外に向かって走っている。
街道はローマ領となった地方全域にわたり舗装が施され、
物資の輸送を容易にした。
上下水道も整備され、都市に機能と快適さを求めた。
フォルムとは中央広場を指し、
長方形の広場を柱廊が囲む回廊形式。
一辺に神殿、奥にはオフィスや店、一角に私塾形式の学校と、
一日に一度は必ず足を運ぶ場所である。
何十キロも離れた水源から高架式の水道を通って運ばれてくる水が
飲料水のほか、浴場にも運ばれ、体を清潔に保ち
病気を防ぐ役割も果たしていたと思われる。
ローマ人のまちづくりは後世にも影響を与えた。