昆虫の暮らしのことについて

昆虫の中には社会生活を送る者もいる。


ミツバチ、スズメバチ、 蟻、シロアリ、アブラムシ、

アザミウマモクの昆虫に、社会性があることが知られている。

 

昆虫の社会性の例は、ミツバチやスズメバチのように

卵を産む女王蜂がいてその下に卵を産まない働き蜂がいる場合。

このように

卵を産む階級と、産まずに働く階級が共に生活していることを

「真社会性」 という。

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一方、「亜社会性」という言葉もある。

これはさまざまな昆虫に見られ

真社会性のような階級性はないが、親が子供のために卵を守ったり

餌の供給を行ったりするのだ。


特に有名なのは モンシデムシ族 の甲虫。
シデムシは「埋葬虫」と呼ばれ、動物の死体を専門に食べる。

ネズミなどの小動物の死体があると

ニオイに引かれ飛来し、雌雄共同で地面の下に埋める。
次に、埋めた死体を綺麗な肉団子状に加工し

カビないように管理する。

そしてそこに卵を産み、生まれた幼虫にはその団子をかじって

口移しで給餌する。

 

ほか、餌を巣に運ぶツチカメムシ科のカメムシ

卵と幼虫を守るツノカメムシ科のカメムシ
卵を背中に背負う子負い虫、

子供に餌となる菌類を与えるキクイムシ科の甲虫など

さまざまな段階で亜社会性を見ることができる。

「生きるために狩りをする」
映画でも有名な軍隊アリは、 集団で狩りを行う。
軍隊アリとは

軍隊アリ亜科、 サスライアリ亜科、 ヒメサスライアリ亜科の

3つの分類群の蟻の総称。

 

ヒメサスライアリ亜科の蟻は他の蟻を襲う。
サスライアリや軍隊アリの仲間は絨毯攻撃を行う。
襲われた場所にいた生き物は逃げ場を失い、ひとたまりもない。

逆にこの攻撃を待っているものもおり、

逃げてきたものを襲うという共生者も多い。

 

蟻は肉食のものが多いが

穀物を食べる植物食のものや菌食のものもいる。

植物食で有名なのはクロナガアリ。
菌食はキノコシロアリ亜科のシロアリやハキリアリ族の蟻などがいる。

 

ハキリアリは自分の菌園で菌を育て、それを食べる。
農業を行うのである。