昆虫の多様性
現在知られている昆虫の種類は百万種を超え、
既知の全生物の半数以上を占める。
昆虫は動物の一群、節足動物門 昆虫網という
分類に含められる。
地球上は昆虫だらけ。
体の特徴は大きく
「頭部」「胸部」「腹部」の3パートに分かれ、
足は6本である。
昆虫がなぜこれほど多様性を極めたか。
それはまず、
昆虫の特性として「跳ぶこと」「変態すること」にある。
99パーセントの昆虫は跳び、
80パーセント以上の昆虫は「完全変態」を行う。
完全変態とは
幼虫からさなぎになり全く姿の異なる成虫になることである。
次に
跳ぶことにより生活圏を広げ
天敵から容易に逃げることができるようになった。
さて
変態により彼らは
幼虫時と成虫時の生活環境を違える(分業)ことができる。
幼虫のときは餌が豊富にあるところで確実に自身を成長させ、
成虫になってからは各自が分散、
近親者のいないよりよい場所に産卵をし
その場所場所に適応していったのだ。
そして適応していく過程で突然変異が起き
多様化、進化を遂げていった。