Oji’s 備忘録的 Diary

日々の読書からの備忘録です。

ネアンデルタール人とヒト

ネアンデルタール人と現代人(ホモ・サピエンス)は

同じ人類ではあるが、種が違う。

 

大昔は

同じ時代に数種の人類が存在したこともあったようだが

現在はホモ・サピエンス(ヒト)一種のみである。

 

ネアンデルタール人ホモ・サピエンスの交配はあったのか。

それは

古代DNAを調べることで解明される。

 

ネアンデルタール人ホモ・サピエンス(ヒト)のDNAは

99%以上同じと考えられることから

以下の作業を行う。

 

まず

ネアンデルタール人の骨の化石から採取される幾多のDNA。

その殆どは他生物からのDNAであるから

それらを排除し、

わずか1パーセントほどのとあるDNAを見つけ出す。

 

さて

そのネアンデルタール人特有の1パーセント程度のDNA、

そのゲノムを現代人(ホモ・サピエンス)のそれと比較してみる。

 

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ネアンデルタール人の化石が発見された地点(赤丸)。薄紫色の部分は氷床に覆われていた。

 

結果、

ヨーロッパ人とアジア人は、数十万箇所の一致をみた。

アフリカ人とはまったく一致しなかった。

 

そのことから

古代に、ヨーロッパ、アジア地域では

ヒト(ホモ・サピエンス)とネアンデルタール人

交配が行われていたこととなるということ。

 

そうなのか?