Oji’s 備忘録的 Diary

日々の読書からの備忘録です。

人の標準形

生物の体はタンパク質でできている。 タンパク質はアミノ酸が多数連なったもの。 どんなに複雑で巨大なタンパク質分子も20種類のアミノ酸の 順列組み合わせだけでできている。 この20種類は地球上のすべての生命で共通しており 同じ共通の祖先から進化したこ…

ダーウィンの考えた進化

ダーウィンの考えた進化とは種が完成を求めて洗練されていく進歩ではなく 環境ありき、のものであった。 環境に適応し、より効率よく生きることができるように変化していくことを 進化と考えた。 それが「自然選択説」である。 生存にとって有利な変異が受け…

進化

地球がいつ生まれたか 古代、東ローマ帝国が栄えていた時代はすぐに答えが出てきた。 紀元前5508年である。 988年に東ローマ帝国が最終採用した、世界創造紀元暦の元年だ。 神による天地創造が行われた年である。 1600年代になると英国国教会が 紀元前4004年…

スパイ編・最終

スパイの報酬は決して多いものではない。 情報のやり取りには賄賂が必要だが この賄賂も経費である。 人によっては水増しして本部に請求し、ストックをする。 情報収集は賄賂がないと成り立たないのだ。 Embed from Getty Images // 捕まってしまったら 1 …

足跡を隠し監視を逃れる手段

スパイが足跡を隠し、監視を逃れる手段として 1 目的地への移動の時は、滞在ホテルから移動先への飛行機、 ホテルを予約する。 しかし実際の移動地への飛行機、ホテルは郵便局から予約する。 2 空港へ。 荷物は仮の目的地へ、本人は本当の目的地へ飛ぶ。 3…

スパイになるにはまず訓練

まずは実地で尾行の訓練集団。 訓練場で訓練するというのは第二次世界大戦中の話。 訓練の50パーセントくらいは実地で役に立つ。 スパイの供え、 持っていなければならないもので一番重要なものは運。 運と それをうまく利用する能力で、 それは一般社会でも…

スパイになるには

情報部に入るには 秘密情報部の部局と何らかのつながりを持つものは 人物を知る人と知り合いになること。 軍情報部の退役大佐、実録スパイものの出版社員、 特捜部の警官、そういう人の秘書など。 はじめから話を切り出してもダメで、 信頼を得、自由に話し…

スパイ能力テスト

スパイ能力テスト、10の質問 1 志望動機 2 年齢 3 嘘がつけるか 4 勇敢か 5 情報収集力 6 違法行為ができるか 7 友情について 8 社会生活について 9 飲酒について 10 無節操であるか250点満点である。 Embed from Getty Images // 235から250点 利…

アジアのアールデコ

アジアのアールデコとみなされる建物の 建築家の出自は多様で フランス、アメリカ、イギリス、オランダ、ハンガリー、 日本、中国、韓国に及んでいる。 アールデコの建物がどれくらいあるかというと フランスやアメリカとの関わりはあまり関係なく 1920年か…

フランスのアールデコ建築

1931年 植民地博物館、正面の広大な壁面全体のレリーフが特色。 近代美術館、シャイヨー宮、パリ万博の際に建てられた。 1930年 パリ国立銀行(BNP 本店) 1928年 サマリテーヌ百貨店2号館 ミュージックホールの代表作は1929年 フォリベルジェール、正面のフ…

アールヌーボーの勝利

1925年、現代装飾芸術・工業美術国際博覧会の建築。 この博覧会は基本的に工芸のための博覧会であった。 西洋において古代以来、工芸家は 建築、絵画、彫刻に比べ、一段低く見られていた。 工芸家たちは芸の地位を向上させようと協会を作り サロンに作品を出…

アールデコの建築家

アールデコを代表する建築家の名前をあげるのは 意外に難しい。 専ら建築の内在的な探求から生まれたのではなく、 商業的、政治的な要求に応じた結果か。 服飾家具、照明器具、ポスターなどは デザイナーを簡単にあげることができるが、 建築となると容易で…

アールデコ の時代

アールデコの時代は1920年から1930年代。 二つの世界大戦の間の時代となる。 アールデコは大衆を相手として生まれたスタイル。尖鋭的なアバンギャルドではなかったアールデコの作品は 鮮やかで官能的である。 アールヌーヴォーの繊細な官能性がアールデコで…

アールデコとは

アールデコは1920年から1930年頃 二つの世界大戦の間に主流をなした。 造形形式の総称であるが、定着し始めるのは 1960年代の半ば以降である。 この名前は1925年にパリで行われた 現代装飾芸術・工業美術国際博覧会にちなむ。 この博覧会の名称の一部、装飾…

ローマの奴隷制度

ギリシャもローマも奴隷制の社会であったが、ギリシャでは 生涯、奴隷は奴隷として生活するのが普通であった。 一方ローマでは 解放奴隷という存在が定着しており奴隷から解放される資格者にはローマ市民権さえも与えられた。 ローマ人家族は奴隷と密接に関…

パンとサーカス

パンとサーカスという言葉に要約されるように、 ローマ人といえば小麦の無料配布を国から受け、 働く必要もない 。 これまた無料で提供される見世物を楽しんで遊び、 それらの費用は非支配者である属州民からの搾取で賄われた というのが定説となっている。 …

ローマ法について

ローマ法の基本は 人間に法を合わせるということ。 ユダヤの法は基本的に神が創った法,したがって規律に絶対である。 それに対しローマ法は人間が作った法、 それゆえ時に応じ人間に合わせ修正されていく。 ●ローマの都市計画ローマ式都市は ローマの被征服…

ローマ皇帝、ローマの市民権

ローマ歴代皇帝の中でも評判が悪かったのはカリギュラとネロだが 庶民には人気があったようである。それは 二人とも初代皇帝アウグストゥスの血筋ということ、 そしてカリギュラは二十代半ば、 ネロは10代後半と若い皇帝であったこと、 ふたりの行った悪事が…

ローマ人と日本人の似たところ

ローマ人は風呂好き、 しかもイタリアは火山地帯なので温泉が出る。古代ローマ人は温泉に浸かることも大好きであった。公衆浴場があちらこちらにあり 身分の隔たりもなく裸で浸かっていたとのこと。 Embed from Getty Images // またローマ人は肉食ではなく…

ローマの税制

古代ギリシャでもローマでも、税の主体は間接税。都市国家における主権は市民である。市民の権利は国政への 参与、義務は国家の防衛と考えられていたので 防衛を担当する者への直接税は免除されていた。ローマ市民(属州民)は収入の10%の支払いの義務があっ…

ローマ帝国

ローマはギリシャを征服したが ギリシャの文化を強制的にローマ化しようとはしなかった。 言語においても 自分たちの言語であるラテン語を強要するのではなく 自分たちがバイリンガルになる道を選んだのである。 ローマ人の優れたところは 自分たちでやろう…

昆虫と感染症

昆虫を媒介した感染症は 今日でも世界中で猛威を振るっている。歴史的に最も有名なものは 14世紀のペストの大流行だろう。ベストは ネズミに寄生するケオアスネズミノミが媒介する。ヨーロッパでは人口の3分の1から半分以上が失われたといわれている。流行は…

アリの巣に住む、ほかの昆虫

一生の一時期、 あるいは一生をアリの社会に依存する昆虫のことを好蟻性昆虫という。 アリは攻撃的かつ排他的で、巣の防衛行動に長けている。 ということはアリの巣に入り込めば それは安全かつ豊富な餌にありつけるということである。 アリヅカコオロギはア…

昆虫の戦い

昆虫の戦いというと クヌギの木などの樹液に集まったカブトムシやクワガタを思い浮かべるが 実際にはそれほど頻繁に戦いは起こっていないことが分かっている。 カブトムシの場合、 戦う前の角を合わせた段階で勝負が決まってしまうことが多いようだ。クワガ…

アリ植物、アブラムシとアリ

「アリ植物」 植物は、アリにすみかを提供する代わりに ほかの昆虫からの食害を防いでもらう。このように、アリと共生する植物をアリ植物という。 東南アジアではトウダイグサ科のオオバギ族の植物が有名である。そのオオバギ族の大部分はシリアゲアリ族のア…

昆虫の暮らしのことについて

昆虫の中には社会生活を送る者もいる。 ミツバチ、スズメバチ、 蟻、シロアリ、アブラムシ、 アザミウマモクの昆虫に、社会性があることが知られている。 昆虫の社会性の例は、ミツバチやスズメバチのように 卵を産む女王蜂がいてその下に卵を産まない働き蜂…

昆虫の機能と形

機能と形。 生物の行動や形態にはほとんど無駄がない。無駄があるものは淘汰されていくからである。 一部を除き生物の形態には意味がある。近頃は生物模倣という、 工業製品に生かすという事業が活発になっている。ただし 昆虫の基本的な性質ともいえる飛翔…

昆虫の巧みな暮らし

家に住むもの。 有名なものはミノムシ。 ミノは住居でもあり、服でもある。 ほかにも水生昆虫の幼虫、 ハムシ科の甲虫( 自分の糞で家を作る) 、 ヤドカリのように家を背負う者もいる。 タテハチョウ科の蝶、 ハマキガ科のガの幼虫は 葉を綴って巣を作る。…

昆虫の生殖活動

昆虫の生殖活動は様々である。 蛙のような水生生物は体外受精でもって その場で相手に精子を受精させることができる。一方、交尾により体内受精をさせる生物では 配偶相手のメスが別のオスと交尾をする可能性が常につきまとう。防ぐ手段としては、交尾の後に…

昆虫の色、昆虫の恋

昆虫の色、生物の色彩の意味については ほとんど何もわかっていない。 人から見てきらびやかな生物も、自然の中で見ると目立たなかったりする。 タマムシの中には臭いニオイを出すものもいる。 ニオイを出す者の体の鮮やかな色は、臭いぞという警告であった…