Oji’s 備忘録的 Diary

日々の読書からの備忘録です。

昆虫

昆虫と感染症

昆虫を媒介した感染症は 今日でも世界中で猛威を振るっている。歴史的に最も有名なものは 14世紀のペストの大流行だろう。ベストは ネズミに寄生するケオアスネズミノミが媒介する。ヨーロッパでは人口の3分の1から半分以上が失われたといわれている。流行は…

アリの巣に住む、ほかの昆虫

一生の一時期、 あるいは一生をアリの社会に依存する昆虫のことを好蟻性昆虫という。 アリは攻撃的かつ排他的で、巣の防衛行動に長けている。 ということはアリの巣に入り込めば それは安全かつ豊富な餌にありつけるということである。 アリヅカコオロギはア…

昆虫の戦い

昆虫の戦いというと クヌギの木などの樹液に集まったカブトムシやクワガタを思い浮かべるが 実際にはそれほど頻繁に戦いは起こっていないことが分かっている。 カブトムシの場合、 戦う前の角を合わせた段階で勝負が決まってしまうことが多いようだ。クワガ…

アリ植物、アブラムシとアリ

「アリ植物」 植物は、アリにすみかを提供する代わりに ほかの昆虫からの食害を防いでもらう。このように、アリと共生する植物をアリ植物という。 東南アジアではトウダイグサ科のオオバギ族の植物が有名である。そのオオバギ族の大部分はシリアゲアリ族のア…

昆虫の暮らしのことについて

昆虫の中には社会生活を送る者もいる。 ミツバチ、スズメバチ、 蟻、シロアリ、アブラムシ、 アザミウマモクの昆虫に、社会性があることが知られている。 昆虫の社会性の例は、ミツバチやスズメバチのように 卵を産む女王蜂がいてその下に卵を産まない働き蜂…

昆虫の巧みな暮らし

家に住むもの。 有名なものはミノムシ。 ミノは住居でもあり、服でもある。 ほかにも水生昆虫の幼虫、 ハムシ科の甲虫( 自分の糞で家を作る) 、 ヤドカリのように家を背負う者もいる。 タテハチョウ科の蝶、 ハマキガ科のガの幼虫は 葉を綴って巣を作る。…

昆虫の機能と形

機能と形。 生物の行動や形態にはほとんど無駄がない。無駄があるものは淘汰されていくからである。 一部を除き生物の形態には意味がある。近頃は生物模倣という、 工業製品に生かすという事業が活発になっている。ただし 昆虫の基本的な性質ともいえる飛翔…

昆虫の生殖活動

昆虫の生殖活動は様々である。 蛙のような水生生物は体外受精でもって その場で相手に精子を受精させることができる。一方、交尾により体内受精をさせる生物では 配偶相手のメスが別のオスと交尾をする可能性が常につきまとう。防ぐ手段としては、交尾の後に…

昆虫の色、昆虫の恋

昆虫の色、生物の色彩の意味については ほとんど何もわかっていない。 人から見てきらびやかな生物も、自然の中で見ると目立たなかったりする。 タマムシの中には臭いニオイを出すものもいる。 ニオイを出す者の体の鮮やかな色は、臭いぞという警告であった…

植物と昆虫の戦い

植物と昆虫の戦い。 大部分の植物は、昆虫に対する防御物質を持っている。 現在我々が食べている農作物の多くは改良により そういった物質を減らしているが 野山に自生する大部分の植物は 我々にとって有毒であったり、 臭いがきつく食べられなかったりする…

昆虫の多様性

現在知られている昆虫の種類は百万種を超え、 既知の全生物の半数以上を占める。 昆虫は動物の一群、節足動物門 昆虫網という 分類に含められる。 地球上は昆虫だらけ。 体の特徴は大きく 「頭部」「胸部」「腹部」の3パートに分かれ、 足は6本である。 昆…