アールデコの建築家

アールデコを代表する建築家の名前をあげるのは 意外に難しい。 専ら建築の内在的な探求から生まれたのではなく、 商業的、政治的な要求に応じた結果か。 服飾家具、照明器具、ポスターなどは デザイナーを簡単にあげることができるが、 建築となると容易で…

アールデコ の時代

アールデコの時代は1920年から1930年代。 二つの世界大戦の間の時代となる。 アールデコは大衆を相手として生まれたスタイル。尖鋭的なアバンギャルドではなかったアールデコの作品は 鮮やかで官能的である。 アールヌーヴォーの繊細な官能性がアールデコで…

アールデコとは

アールデコは1920年から1930年頃 二つの世界大戦の間に主流をなした。 造形形式の総称であるが、定着し始めるのは 1960年代の半ば以降である。 この名前は1925年にパリで行われた 現代装飾芸術・工業美術国際博覧会にちなむ。 この博覧会の名称の一部、装飾…

ローマの奴隷制度

ギリシャもローマも奴隷制の社会であったが、ギリシャでは 生涯、奴隷は奴隷として生活するのが普通であった。 一方ローマでは 解放奴隷という存在が定着しており奴隷から解放される資格者にはローマ市民権さえも与えられた。 ローマ人家族は奴隷と密接に関…

パンとサーカス

パンとサーカスという言葉に要約されるように、 ローマ人といえば小麦の無料配布を国から受け、 働く必要もない 。 これまた無料で提供される見世物を楽しんで遊び、 それらの費用は非支配者である属州民からの搾取で賄われた というのが定説となっている。 …

ローマ法について

ローマ法の基本は 人間に法を合わせるということ。 ユダヤの法は基本的に神が創った法,したがって規律に絶対である。 それに対しローマ法は人間が作った法、 それゆえ時に応じ人間に合わせ修正されていく。 ●ローマの都市計画ローマ式都市は ローマの被征服…

ローマ皇帝、ローマの市民権

ローマ歴代皇帝の中でも評判が悪かったのはカリギュラとネロだが 庶民には人気があったようである。それは 二人とも初代皇帝アウグストゥスの血筋ということ、 そしてカリギュラは二十代半ば、 ネロは10代後半と若い皇帝であったこと、 ふたりの行った悪事が…

ローマ人と日本人の似たところ

ローマ人は風呂好き、 しかもイタリアは火山地帯なので温泉が出る。古代ローマ人は温泉に浸かることも大好きであった。公衆浴場があちらこちらにあり 身分の隔たりもなく裸で浸かっていたとのこと。 Embed from Getty Images // またローマ人は肉食ではなく…

ローマの税制

古代ギリシャでもローマでも、税の主体は間接税。都市国家における主権は市民である。市民の権利は国政への 参与、義務は国家の防衛と考えられていたので 防衛を担当する者への直接税は免除されていた。ローマ市民(属州民)は収入の10%の支払いの義務があっ…

ローマ帝国

ローマはギリシャを征服したが ギリシャの文化を強制的にローマ化しようとはしなかった。 言語においても 自分たちの言語であるラテン語を強要するのではなく 自分たちがバイリンガルになる道を選んだのである。 ローマ人の優れたところは 自分たちでやろう…

昆虫と感染症

昆虫を媒介した感染症は 今日でも世界中で猛威を振るっている。歴史的に最も有名なものは 14世紀のペストの大流行だろう。ベストは ネズミに寄生するケオアスネズミノミが媒介する。ヨーロッパでは人口の3分の1から半分以上が失われたといわれている。流行は…

アリの巣に住む、ほかの昆虫

一生の一時期、 あるいは一生をアリの社会に依存する昆虫のことを好蟻性昆虫という。 アリは攻撃的かつ排他的で、巣の防衛行動に長けている。 ということはアリの巣に入り込めば それは安全かつ豊富な餌にありつけるということである。 アリヅカコオロギはア…

昆虫の戦い

昆虫の戦いというと クヌギの木などの樹液に集まったカブトムシやクワガタを思い浮かべるが 実際にはそれほど頻繁に戦いは起こっていないことが分かっている。 カブトムシの場合、 戦う前の角を合わせた段階で勝負が決まってしまうことが多いようだ。クワガ…

アリ植物、アブラムシとアリ

「アリ植物」 植物は、アリにすみかを提供する代わりに ほかの昆虫からの食害を防いでもらう。このように、アリと共生する植物をアリ植物という。 東南アジアではトウダイグサ科のオオバギ族の植物が有名である。そのオオバギ族の大部分はシリアゲアリ族のア…

昆虫の暮らしのことについて

昆虫の中には社会生活を送る者もいる。 ミツバチ、スズメバチ、 蟻、シロアリ、アブラムシ、 アザミウマモクの昆虫に、社会性があることが知られている。 昆虫の社会性の例は、ミツバチやスズメバチのように 卵を産む女王蜂がいてその下に卵を産まない働き蜂…

昆虫の機能と形

機能と形。 生物の行動や形態にはほとんど無駄がない。無駄があるものは淘汰されていくからである。 一部を除き生物の形態には意味がある。近頃は生物模倣という、 工業製品に生かすという事業が活発になっている。ただし 昆虫の基本的な性質ともいえる飛翔…

昆虫の巧みな暮らし

家に住むもの。 有名なものはミノムシ。 ミノは住居でもあり、服でもある。 ほかにも水生昆虫の幼虫、 ハムシ科の甲虫( 自分の糞で家を作る) 、 ヤドカリのように家を背負う者もいる。 タテハチョウ科の蝶、 ハマキガ科のガの幼虫は 葉を綴って巣を作る。…

昆虫の生殖活動

昆虫の生殖活動は様々である。 蛙のような水生生物は体外受精でもって その場で相手に精子を受精させることができる。一方、交尾により体内受精をさせる生物では 配偶相手のメスが別のオスと交尾をする可能性が常につきまとう。防ぐ手段としては、交尾の後に…

昆虫の色、昆虫の恋

昆虫の色、生物の色彩の意味については ほとんど何もわかっていない。 人から見てきらびやかな生物も、自然の中で見ると目立たなかったりする。 タマムシの中には臭いニオイを出すものもいる。 ニオイを出す者の体の鮮やかな色は、臭いぞという警告であった…

植物と昆虫の戦い

植物と昆虫の戦い。 大部分の植物は、昆虫に対する防御物質を持っている。 現在我々が食べている農作物の多くは改良により そういった物質を減らしているが 野山に自生する大部分の植物は 我々にとって有毒であったり、 臭いがきつく食べられなかったりする…

昆虫の多様性

現在知られている昆虫の種類は百万種を超え、 既知の全生物の半数以上を占める。 昆虫は動物の一群、節足動物門 昆虫網という 分類に含められる。 地球上は昆虫だらけ。 体の特徴は大きく 「頭部」「胸部」「腹部」の3パートに分かれ、 足は6本である。 昆…

ガウディの最期

初期のガウディの建築は 現在目にする有名なものとは違い、もう少しシンプルなものであった。 サグラダ・ファミリア主任建築家の傍ら ほかの建物の建築にも携わったガウディ。 その人生は順調かのようにみえるが 実際には種々の挫折を味わっていたようである…

アントニオ・ガウディ

1900年前後、スペインが生んだ3人の天才画家がいる。 ピカソ、ミロ、ダリ。 いずれもカタルーニャを通って世界に旅立っている。 ミロはバルセロナ出身、 ダリはバルセロナから車から2時間ほどのフィゲラス という街、 ピカソはマラガで生まれたが14歳の時に…

サグラダ・ファミリア3

ガウディが弟子たちに残した重要な言葉の一つに 「人間はなにも創造しない。ただ発見するだけである。 新しい作品のために自然の秩序を求める建築家は、 神の創造に寄与する。 ゆえに独創とは、創造の起源に還ることである」 というものがある。 ガウディは…

サグラダ・ファミリア2

サグラダ・ファミリアは 7.5メートルと17.5メートルという数字が基準となり 寸法が決められている。 柱の間隔、大きさ、高さが それらの倍数となっている。 7.5メートルとは カタルーニャ地方では古くから歩測で距離を測るとき 1歩分をカーニャと呼び、75セ…

サグラダ・ファミリア1

アントニオ・ガウディ。 もっとも有名な建築物は、やはり サグラダ・ファミリア(聖家族贖罪聖堂)である。 サグラダ・ファミリア建設の主任建築家としては 実はガウディは二代目にあたる。 教会は未だに建築中であるが 初代建築家の描いた図面のまま建設さ…

恐竜のタンパク質

2005年、ティラノサウルス・レックスの化石から 血管や細胞が見つかったとの発表があった。 約6,800年前の化石、 この化石の鉱物部分をEDTAという薬品で溶かすと 中から数ミリの有機物の塊が得られた。 顕微鏡で調べると管状の構造と丸い赤血球のようなもの…

カンブリア紀の爆発

古生代、中生代、新生代。 地球の歴史区分で現在は新生代に属している。 中生代は恐竜の時代、 古生代は三葉虫のいた時代。 古生代の最初の時期をカンブリア紀という。 およそ5億4千万年前から4億9千万年前までの時代である。 カンブリア紀以前の地層か…

分子の進化

生物の形態の進化は 「ゆっくりと斬新的に一定な速度」でではなく 断続的に起こっている。 分子レベルでも進化は起こっている。 形態レベルでも分子レベルでも 進化の主なメカニズムは自然選択、その結果、 進化の速度はどちらも一定ではないと考えられてい…

恐竜のDNA

1990年になった時点で一番古いとされていたDNAは 1万3,000年前のナマケモノのものだった。 しかしこの年、 ナマケモノのものよりも1,000倍以上も古い2,000万年前の古代DNAが 植物のモクレンの化石から採取されたとの発表があった (アイダホ州クラーキア化石…